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バブルリング講習 2010.09.22
バブルリングって、知ってますか。
タバコの煙で輪っかをつくるように、水の中で息を吐いて作る空気のリングのことです。
和歌山県・串本のダイビングサービス・南紀シーマンズクラブに、バブルリング名人のガイド・岩崎さんがいます。
今までにテレビなどでも時々紹介され、ご存知の方もあると思います。
以下の動画サイトで、岩崎さんの見事なバブルリングの妙技を見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=rOxqJNm9sJI (「バブルリングミックス」と呼ばれる技の中で、右方向に小さなベビーリングが発生します。)
http://www.youtube.com/watch?v=ySy4FEXK3Rg
http://www.youtube.com/watch?v=IqeySeqrhWM
彼がすばらしいのは、中層に浮かびながらバブルリングを作れること。(現地ガイドなどがよく作ったりしますが、ほとんどは 水底に寝転がった姿勢で作っています)
その彼が今年6月に開催した「バブルリング講習」に参加し、名人に直々にバブルリングの作り方を教えてもらいました。
本格的な練習は初めてだったので、なかなかうまく作れませんでしたが、学科と実技で4時間ほどの講習を終え、めでたく バブルリンガー認定証なるものもいただきました。
今までは我流でやっていてほとんどうまくできなかったので、正しい(?)作り方を教えてもらったことが何よりの収穫でした。
最近ハマッてます
私が作ったバブルリング 安全停止中などに、さり気なくきれいなバブルリングを作れると、カッコいいですよね。
私もバブルリンガー認定証をもらったからには、その名に恥じないスキルを身につけるべく、その後のダイビングツアーでの 安全停止中などは、もっぱらバブルリングの練習にハマッてます。
その甲斐あって、最近はなんとかサマになってきました。
右上の写真は、きれいにできたときの1ショットですが、バブルリングを作りーの、写真を撮りーの、と自作自演は結構忙しかったです。
水底に仰向けに寝転がった姿勢では、なんとか半分ぐらいの確率できれいなリングができるようになりました。しかし岩崎名人のように 中層に浮かびながらの場合は、まだ2~3割といったところでしょうか。
水中でピタッと静止した状態じゃないとうまく作れないんですが、水面を見ているので目標物がなく、浮かんでいっているのか、 沈んでいっているのかよく分からず、なかなかうまく作れません。
水底に寝転がった状態だと、バブルリングは縦に並べることしかできませんが、中層で浮かびながらうまく作れるようになると、 左右に自由に動けるので、横にいくつか並べた状態のバブルリングを作れるようになります。
名人のバブルリング ネット上の画像を見ても、縦に並んだものばかりで、岩崎さんのように横に並べたものはほとんど見たことがありません。
右の写真は岩崎名人が作ったバブルリングで、このときは2つだけでしたが、もっとたくさん並べることもできます。
岩崎さんの名人の技はこちら。 さらに、こんなのも
こんなバブルリングが作れたら、きっとみんなビックリです。
私もいつかできるようになりたい !!
バブルリングの作り方
そこで、バブルリングの作り方の手順ですが、
  1. 水の動きが少ない場所を選ぶ。
    (うねりや流れのある場所では、形が崩れてしまいます)
  2. レギュレータを口からはずし、仰向けになる。
    (いつでもくわえられるよう、レギュレータは手に持ったまま)
    (必要であれば事前にBCからエアーを抜くなどして、姿勢を安定させること)
  3. 水の動きが収まるまでしばらく待つ。
  4. 唇が真上を向くようにする。
    (視線が真上よりもやや後方に向くぐらいの感じ)
  5. 口のなかに一息分の空気を貯める。
  6. 空気をポッと一気に吐き出し、素早く唇を閉じる。
文章にすると以上ですが、最初はなかなか上手くできません。でも、コツを掴めば、わりと簡単に出るようになります。

<ポイント>は、
何度も繰り返し練習すると、やがてきれいなバブルリングが作れるようになります。
ただし、水面までバブルリングの形を保たせるのは、かなり難しいようです。
私の場合も、途中まではきれいなリングの形で上昇していくんですが、やがて細い部分が発生し、そこからリングが途切れて しまうことが多いです。
一方岩崎さんの場合は、形を保ったままバブルリングが水面まで到達します。やはり名人と呼ばれる人の技は違います。
岩崎さんの域にまで達するには、いつまでかかることやら・・・。
皆さんも、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
人間とイルカのバブルリング
バブルリングといえば人間だけでなく、シロイルカ(ベルーガ)などが作ることも知られています。 でも、バブルリングを作る仕組みは、人間の場合とちょっと違います。
彼らの場合は、口の中に空気とともに水も一緒に含みます。そして、その水を勢いよく吐き出すことにより、 水の渦の輪をつくります。ただし、これは目には見えません。
その水の渦の中に、いっしょに吐き出した空気が吸い込まれることにより、バブルリングが出来ます。(一番最初に 紹介した「YouTube」の動画でシロイルカが 作るバブルリングが、アクリル板の手前で急に四方に拡散するのはそのためです。)
水の渦でバブルリングを作るので、水平方向に出すことができますが、バブルリング自体は垂直になるため、 リングの太さは均一ではなく(上が太く下が細い)、また水の渦のためきれいな円形にもなりません。

バブルリングが出来るまで 対し人間の場合は右の図のように、(1)口から空気の塊(気泡)が勢いよく吐き出されることにより、気泡の下側に 上方向への水の流れが誘発されますが、(2)気泡は水の抵抗を受け上昇速度が遅いため、水の流れが気泡内に進入します。 (3)それが気泡の中心を下から貫通することによりリングが形成され、(4)さらにその貫通の勢いによるリング自体の高速回転と 表面張力などにより、バブルリングが出来上がります。
右の図の(5)はバブルリングを斜め上から見たものですが、実は矢印で示した方向に高速回転しているんです。
バブルリングの周囲には水の渦は発生していないので、浮力の作用を受ける上方向にしか出すことができませんが、 リング自体は水平なので均一の太さとなり、また空気自体が回転しているので、時間と共に凹凸のないとてもきれいな円形の バブルリングとなります。

バブルリングの気泡の変化 右の画像は、バブルリングができる過程をコマ撮り撮影したものです。クリックして大きな画像で 気泡の形の変化を確認できます。
左から2番目の空気を吐き出した直後は気泡が円形になっていますが、既に水の流れが気泡内に進入しているようです。
3番目あたりで水の流れが上に貫通しているようです。
4番目以降ではリングが回転しながらドーナッツ状の形を形成していきます。
こうして見てみると、リングは最初ずいぶん不安定な形をしているんですが、これがきれいなバブルリングになるなんて、 ちょっと感動ものです。

なお、シロイルカだけでなく人間でも、手の動きと組み合わせることにより、水平方向にバブルリングを作ることができるようです。
http://www.youtube.com/watch?v=9uveaaIftPw
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