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エアー消費量が少ない人はダイビングが上手な人?
答えは”Yes”でもあり、”No”でもあると思います。
ダイビングに慣れ水に慣れてくると、水中でも落ち着いた状態で潜れるようになり、無駄な動きも減って 安定した呼吸ができるようになるので、自然とエアー消費量が減ってきます。ですからダイビングの本数を 重ねた人ほどエアー消費量は少ないのが一般的です。
でも、エアー消費量は色々な条件で変化します。暖かくて流れのない穏やかな海でのんびり潜ったときは 消費量は少ないですが、水温、流れ、水中での活動量、そのときの精神状態などの条件で消費量は増えたりします。
また、当然エアー消費量には個人差があります。ある程度潜り込んでいるのに比較的消費量の多い人や、 ビギナーなのにやけに消費量の少ない人など、色々です。
それにダイビングの上手下手はエアー消費量や技術だけで測れるものではありません。 他のダイバーや環境に対する配慮、海の状態や先のことを読む力といったものも、重要な要素です。
でも、ダイバーの間にはなんとなくエアー消費が少ない人は上手な人という神話のようなのもがあり、 何とかエアー消費を少なくしたいという願望のようなものがあります。
エアー消費量が少ないのは自慢できること?
時々海から上がってきて「エアーが100も残ってるよ」などと嬉しそうに言っている ダイバーがいます。エアーがたくさん残っていることを自慢しているのかも知れませんが、 本当に自慢できるようなことなのでしょうか。
ベテランほどエアー消費量が少ないというのはあくまでも一般的な話で、消費量には個人差 や条件の差がつきものなのです。それに我々の身の回りに無限にあるタダのエアーをそんなに残しても 別に得なことはありません。
多少エアー消費量が多くても、他人と同じ時間だけダイビングが楽しめればそれでいいのではないでしょうか。
ガイドダイバーは他人より多くエアーを残すことが要求されます。ガイドする者が先にエアーが なくなってしまってはブサイクですし、他人をサポートすることもできません。でも、 ガイドダイバーが海から上がってきて「エアーが〇〇も残ってるよ」などと言うのを 聞いたことはありませんよね。
それと同じように、我々レジャーダイバーでも、エアー消費量が少ないからといって自慢するほどのことでもないし、 多少多くても気にするほどのことでもないのではないでしょうか。
エアー消費量を気にすることによって、消費量が増えるという矛盾したことにもなってしまいます。
また、消費量を減らすために呼吸を我慢したり、スキップ呼吸をするのはよくありません。 そういった呼吸をすると酸欠状態になり、上がってから頭がガンガン痛んだりします。 ダイビングは楽しむために行うのであって、エアー消費量を減らすためにつらい思いをするのは 馬鹿げています。
エアー消費量の神話から解放されて、もっとダイビング自体を楽しもうではありませんか。
でもエアー消費量は少ないほうがいい?
先の話と矛盾するように聞こえるかも知れませんが、それでもやはりエアー消費量は、 多いより少ないのに越したことはありません。
エアーが残り少なければ安全停止や減圧停止ができないという事態が起こるかもしれませんし、 何かあったときにも精神的な余裕がなくなってしまいます。
ゆったりとした精神状態で、深く大きいゆっくりした呼吸を心がけて本数を重ねれば、 自然にエアー消費量は減ってゆきます。腹式呼吸がゆっくり安定した呼吸をするのに適しています。
決して無理をして消費量を抑えようとしてはいけません。ちょっと呼吸方法にも気を付けながら、 ダイビングを楽しむのが一番いいのではないでしょうか。気が付いたらエアー消費量が徐々に 減っていたというのが理想的です。
余談ですが・・・
平均水深の出るダイブコンピュータやダイバーズウォッチをお持ちの方は、次の計算式で 1分当たりのエアー消費量が計算できます。本数を重ねるごとにエアーの消費量が 減っていくのがよくわかります。
  
  1分当たりエアー消費量=エアー消費量×タンク容量(リットル)
                 ÷平均水深の絶対気圧÷潜水時間(分)
  
  ・エアー消費量     =ダイビング開始前と後の残圧の差
  ・平均水深の絶対気圧=(平均水深÷10)+1
                  水深10mで1気圧+大気の1気圧
  ・例えばダイビング開始前の残圧=200
             終了後の残圧 =100
             タンク容量   =11リットル
             平均水深    =15m
             潜水時間    =40分  とすると
   1分当たりエアー消費量=(200-100)×11÷(1.5+1)÷40
                  =11
   これは1分当たり11リットルのエアーを使ったことになります。
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