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カメラ用語解説

60i、60p
ISO感度
オート(撮影モード)
開放絞り値
高感度撮影
撮影可能範囲
撮像素子
絞り
絞り優先AE
シャッタースピード
シャッター優先AE
視野率
焦点距離
ズーム倍率
ズーム方式
ズームレンズ
総画素数
適正露出
テレ端
ハイビジョン(HD)動画
フォーカスロック
プログラムAE
ホワイトバランス
マニュアル露出
有効画素数
露出
露出補正
ワイド端

ビデオカメラやテレビの映像信号の走査方式のことで、60は秒当たりの 記録コマ数(フィールド数)を表し、「i」はインターレース方式、「p」は プログレッシブ方式を表します。

<インターレース方式>
各コマ(フィールド)ごとに交互に、ブラインドを通して見た景色のように半分の情報で走査する方式。 2枚のコマで1枚分の画像となる。


<プログレッシブ方式>
各コマとも、フル解像度で走査する方式。動きがなめらかで高精細。

ISO(イソ)感度とは、撮像素子やフィルムが光を感知する感度のことです。
ISO100が標準で、ISO200→ISO400→ISO800→ISO1600と数値が上るに従って、感度が倍になります。
デジカメの場合はISO感度を設定で簡単に変えられ、感度を上げることにより少ない光(暗い場所)でも撮影できる ようになりますが、上げるほど画像が荒くなるデメリットがあります。

<オート(撮影モード)>
オート(撮影モード)とは、一般的には人の顔や動き、風景や夜景など、さまざまな撮影シーンをカメラが判別し、 そのシーンで最適な映像となるように露出やストロボ発行などを自動的に設定するフルオートモードのこと。
呼び名や、撮影シーンの判別方法、内容などはメーカーごとに異なり、独自の技術で競っています。
最近のデジカメ技術の進歩により、オートに設定しておけば、ほとんどのシーンできれいな写真が撮れます。

開放絞り値(F値)とは、レンズの焦点距離を有効口径で割った値のこと。
焦点距離50mm、有効口径20mmのレンズなら、50÷20=2.5となり、「F2.5」(Fは大文字)と表します。
絞りを一番開けた(開放した)状態のレンズの明るさを表し、レンズの性能の目安となります。この値が小さいほど レンズは明るくなり、早いシャッタースピードを切ることができます。
焦点距離が変化しない単焦点レンズの場合は、開放絞り値は一つですが、焦点距離が変化するズームレンズの場合は、 一番ワイド側(焦点距離最短)の開放絞り値と一番望遠側(焦点距離最長)の開放絞り値で表します。

高感度撮影とは、撮像素子ISO感度を上げて撮影すること。
主に夜間や屋内などの暗い場所で使われるテクニックで、ISO感度を上げることにより、早いシャッタースピードで 撮影することが可能になるので、手ブレや被写体ブレを防ぐことができますが、感度を上げすぎるとノイズが増えてざらついた印象の画像になりやすいです。
一般的には、ISO800以上での撮影を、高感度撮影と呼びます。
反対語:低感度撮影

撮影可能範囲とは、レンズのピントが合う範囲のことです。
レンズ先端から被写体までの最短距離と最長距離をcmで表します。
ズームレンズの場合は、一番ワイド側(焦点距離最短)の撮影可能範囲と、 一番望遠側(焦点距離最長)の撮影可能範囲を表示します。

撮像素子とは、カメラのレンズから入った光をデジタル信号に変換するためのセンサー(受光素子)で、フィルムカメラの フィルムに相当するものです。
CCD方式とCMOS方式の2種類あります。
大きさの単位はインチ(但し、正確な1インチではない)で、例えば1/2.3型とは対角線の長さが1/2.3インチの 大きさの撮像素子のことです。なお、値は分数なので、分母の数が小さいほどサイズは大きくなります。 (1/2.3型より1/1.7型の方が大きい)
同じ画素数ならばサイズが大きいほど、撮像素子を構成する一つ一つの画素の面積も広くなり、多くの光を受け取れるので、 画質は良くなります。

絞りとは、レンズから入ってくる光の通り道の面積のことで、目の瞳孔のようにレンズに設けられた絞り羽根で調節します。
露出(光の総量)を決める要素の一つで、ホースでバケツに水を溜める例でいえば、 水の量が露出、ホースの太さが絞りに該当します。
値は、1.0→1.4→2.0→2.8→4.0→5.6→8.0→11→16→22→32と変化し、値が大きいほど絞り込まれ、 光の量は少なくなります。
なお、1段階ごとに光の量は倍、または半分になります。

絞り優先AEとは、絞りの値を撮影者が設定し、その絞り値のもとで 適正露出になるよう、カメラがシャッタースピードを 自動的に決定するモードのこと。
絞り値によりレンズのピントが合う範囲が変わってくるので、背景などのボケ具合をコントロールする目的で使用されます。

シャッタースピードとは、撮像素子やフィルムに光を当てている時間のことで、撮像素子(フィルム)の前に設けられた シャッターの開閉時間で調節します。
露出(光の総量)を決める要素の一つで、ホースでバケツに水を溜める例でいえば、 水の量が露出、水を注ぐ時間がシャッタースピードに該当します。
値は、1秒→1/2秒→1/4秒→1/8秒→1/15秒→1/30秒→1/60秒→1/125秒→1/250秒→1/500秒・・などとなり、 時間が短いほど光の量は少なくなります。
なお、1段階ごとに受光時間は倍、または半分になります。

シャッター優先AEとは、シャッタースピードの値を撮影者が設定し、そのシャッタースピードのもとで 適正露出になるよう、カメラが絞りを自動的に 決定するモードのこと。
シャッタースピードをさまざまに変化させることにより、動きのあるものを止めたり、流動感を表現することができます。

視野率とは、実際に画像として記録される範囲に対して、液晶モニターやファインダーに映し出される範囲の比率で、 単位は「%」で表します。
この値が低いと、モニター等で見た範囲以外のものも写り込む結果となり、逆にこの値が高いほど、モニターで見た範囲は 実際に写る範囲に近くなるので、高いほうが望ましいです。
両者が同じ場合を「視野率100%」と言います。

焦点距離とは、レンズの中心からフィルム面(デジカメの場合はCCDなどの撮像素子)までの距離のことで、 カタログなどでは「f=××mm」と表現される数値(単位:mm)です。
これが短いほど写る範囲(画角といいます)は広くなり、逆に長くなれば画角は狭くなります。
但し、同じ焦点距離のカメラでも、使うフィルムや受光素子の大きさによって画角は違ってきます(フィルムが大きくなれば 画角は広くなる)。

しかしこれでは、例えば焦点距離50mmのレンズといっても、どれほどの画角なのか一概には判断ができないため、 共通の物差しとして35mm幅のフィルムを使用するカメラ(最も一般的なフィルムカメラ)のレンズの焦点距離に 換算して表示するのが慣例となっています。
これが、いわゆる「35mm判換算」した焦点距離と呼ばれるものです。

35mmフィルムカメラの場合、人の視覚にもっとも近いレンズの焦点距離が50mm~55mmのため、これを 標準レンズと呼びます。
そして、これより焦点距離の短いレンズを広角レンズといい、数字が小さくなるほど画角が広くなります。
逆に、これより焦点距離の長いレンズを望遠レンズといい、数字が大きくなるほど画角が狭くなります。

35mm判換算の焦点距離別の画角と効果は、以下の通りです。

  焦点距離 画角
(対角線)
       効果




20mm 94゜ 広角効果が強く、用途は限られる
24mm 84゜ かなり広角効果が強い
28mm 74゜ 本格的な広角の効果が実感できる
35mm 62゜ ちょっと広角気味

50mm~
55mm
46゜~
43゜
人間の視覚に一番近く、自然な描写




105mm 約23゜ ちょっと望遠。人物のアップなどに便利
135mm 18゜ 望遠の効果が実感できる
200mm 約12゜ かなり望遠効果が強い。手持ち撮影の限界
300mm以上 8゜ ごく狭い範囲を切り取ることができる。三脚必須

これにデジカメを当てはめた場合、35mm判換算の焦点距離が35mm~105mmのズームレンズでは、 「ちょっと広角ぎみ」から「ちょっと望遠」の範囲をカバーしていることになります。
ただし、水中では屈折率の関係から物が大きく見え、このため焦点距離は上の表で約1段階ほど望遠側にシフトしますので、 「標準」~「望遠の効果が実感できる」範囲となり、広角効果は期待できません。
このため、広い角度を写したいことも多い水中写真の世界では役不足です。
せめてワイド側が35mm判換算で28mm程度の焦点距離を持ったズームレンズが望ましいでしょう。

ズーム倍率とは、最も望遠側(テレ端)の焦点距離が、 最も広角側(ワイド端)の焦点距離の何倍にあたるかといった値で、焦点距離35mm~105mmの ズームレンズでは105/35=3倍のズーム倍率となります。
陸上に比べて暗く、ストロボの光も届きにくく、かつ不安定な姿勢で写すことが多い水中撮影では、150mm以上の 望遠はほとんど使えないと思います(使っても満足な結果は得られないでしょう)。
従って、水中ではズーム倍率は5倍程度あれば十分で、それ以上の倍率はほとんど使い道がないでしょう。
ただし、陸上でも使う場合は、高倍率ズームレンズもそれなりに便利なので、あなたの使い方に合わせて選んでください。
ただ、高倍率になるほどレンズ長が長くなり、それだけかさばります。

ズームの方式には、以下の種類があります。
  1. 光学ズーム
    レンズを機械的に動かして焦点距離を変化させることにより、ズームアップを行う
  2. 擬似ズーム機能
    最大記録画素数未満のサイズで撮影(例えば有効画素数1,200万画素のカメラで800万画素に設定して撮影)する場合、 一旦最大画素数(1,200万画素)で撮影したものから、実際の記録画素数(800万画素)に相当する部分を切り出すことで ズームアップと同じ効果を出す(例の場合は、1.5倍のズーム効果がある)
    ファインズーム、EX光学ズーム等、メーカーによって呼び名は異なる。
  3. デジタルズーム
    画像の中心部を切り出し、記録画素数相当までデジタル的に拡大してズームアップ効果を出す(言わば、撮影時に カメラ内部でトリミングを行うようなもの)
1番目と2番目の方式は、画像の拡大処理等は行っていないので画質は落ちませんが、3番目のデジタルズームは、 撮影時の画像の一部を切り取り、拡大・補完処理をして記録するのでズーム倍率を上げるほど、画質が落ちます。
デジタルズームは使用しないのが、基本です。

ズームレンズとは、1本のレンズで焦点距離を連続的に変えることのできるレンズのこと。
焦点距離を変えてもピントの位置が変化しない(ピントがずれない)特性があるので、ズームイン・ズームアウトが可能 となります。
なお、焦点距離が固定されているレンズを、単短焦レンズといいます。

総画素数とは、撮像素子を構成する画素の総数のこと。

適正露出とは、暗すぎず、明るすぎず、ちょうどいい具合の露出のことをいいます。
ただし、なにがちょうどいいのかは人それぞれですし、特別な効果を出すためにあえて暗くしたり(ローキー)、 明るくしたり(ハイキー)することもあります。
結局は、自分の意図した効果が出ていれば、それがその写真の適正露出と言えます。

テレ端とは、レンズのズーム範囲のうち、一番望遠側のこと

もともとはNHKが商標権を有する、高精細度(High Definition)テレビ放送の愛称で、一般的には画素数が縦1920×横1080の映像をフルハイビジョン動画、 1280×720の映像をハイビジョン動画と呼んでいます。

シャッターを半押しし、合焦サインが出た状態をキープしている間は、カメラをどこに向けても最初の位置でピントが固定されます。 これをフォーカスロックといいます。
このテクニックを使えば、液晶モニターの中心から外れた場所にピントが合った写真を撮ることができます。

プログラムAEとは、カメラが自動的に適正露出になるように、絞りシャッタースピードを設定するモードのこと。
プログラムAE、オートともに適正露出をカメラが自動的に設定するのは同じですが、 オートは撮影シーンもカメラが考慮して露出を決めます。

<ホワイトバランス>
ホワイトバランスとは、自然光(太陽光)や電球、蛍光灯のような様々な光源のもとで、白色が正確に白い色に 写るよう補正する機能のこと。
カメラが自動的に調節してくれる「オートホワイトバランス」のほかに、曇天、晴天、蛍光灯、白熱灯など、光源に合わせて 手動で設定する機能などがある。

マニュアル露出とは、露出を決定するための絞りシャッタースピードの両方を、撮影者が自由に設定する撮影モードのこと。

有効画素数とは、撮像素子を構成する個々の画素のうち、実際に撮影に使用される画素の数のこと。
周辺部の画素はノイズが乗りやすいことなどの事情から使われないことがあるため、一般的には総画素数より若干 少ない値となります。
デジカメで○○万画素という場合は、有効画素数を指します。

露出とは、レンズを通して撮像素子やフィルムに当たる光の総量(光量)のこと。
絞りシャッタースピードと撮像素子(フィルム)の感度(ISO感度) により決まります。
ISO感度が一定の場合、絞りを開けるほど光量は多くなり、絞るほど光量は少なくなります。 また、シャッタースピードを遅くすれば光量は多くなり、早くすれば光量は少なくなります。
従って、同じ光量(露出)でも、絞りとシャッタースピードの組み合わせは何通りもできます。ホースの水でバケツ(バケツの 容量が光の量=露出に当たります)を一杯にする場合に例えると、太いホース(絞りを開ける)なら短時間(短いシャッタースピード)で 一杯になりますし、細いホース(絞りを絞る)なら長い時間(長いシャッタースピード)かかるのと同じ理屈です。
絞りによって焦点の合う範囲が変わりますし、シャッタースピードによって動きを止めたり強調したりできるので、 それらの効果を意識しながら、絞りとシャッタースピードを決定します。
また、光量が多すぎて全体が白っぽくなった場合を露出オーバー、逆に少なすぎて黒っぽくなった場合を露出アンダーと いいます。

露出補正とは、カメラが検知した露出の値(絞りシャッタースピードの一定の組合せ)を、撮影者が意図的に変更すること。
明るい目に補正することをプラス補正、暗い目に補正することをマイナス補正と言います。
機種によって1/2段階づつ、または1/3段階づつ補正することが可能で、+1/3、-1/3などと表現します。

ワイド端とは、レンズのズーム範囲のうち、一番広角側のこと